乳幼児健診

当院では杉並区の委託を受けて乳幼児健診を実施しております。対象となる健診は6ヶ月、9ヶ月、1歳半健診です。予約をしなくても健診を受けることは可能ですがお待たせすることがあります。ご予約希望の方はこちらからご予約お願いします。

乳幼児健診に必要なものは?

乳幼児健診を目的で受診される場合には保健証、乳児医療証、母子手帳、杉並区から郵送された受診票を記載の上お持ちください。 

乳幼児健診はどうして受けなければいけないの?

乳幼児健診は母子保健法に基づいて地方自治体で実施されています。身長体重がしっかり成長しているか、運動や精神が順調に発達しているかを確認し、見つけられる病気が何かないかどうかチェックしています。全ての病気を乳幼児健診だけで見つけることは困難ですが、お子さんのために全身を確認して診察します。またご家族が子育てに悩んでいないかどうかも相談することができます。

6ヶ月、9ヶ月、1歳半健診で医師が注意していること

6ヶ月健診:身長、体重、頭位や胸囲を測定し順調に成長しているか確認します。また、6〜7ヶ月では発達の遅れを見つけやすいため特にそこに注意して診察しています。その他お母さんと仲良くしているかにも注目して診察しています。

9ヶ月健診:9〜10ヶ月もまた発達のチェックの重要な時期です。神経が発達し人間らしさがさらに強くなり立つ動作が見られてきます。またお母さんがいないと泣いたりする仕草があるか確認します。

1歳半健診:転ばないで上手に歩行し意味のある言葉を発する年齢です。生活習慣においても公園で遊部など社交性が出てきます。こういった点を中心に診察を行います。

うちの子供は他の子より遅れているの?

子供の発達には個人差があります。9ヶ月より前に単語を話す子供もいれば、3歳過ぎになって初めて単語を話すようになる子もいます。またつかまり立ちができるようになってから寝返りができるようになる子供もいます。最初は発達が遅く知的障害が疑われても、後で発達が追いつき正常になる子供もいます。医師の診察を受け、他のお子さんとは比較をせず、ご自身のお子さんの成長を楽しみましょう。

参考資料

前川喜平ら 乳幼児健診の神経学的チェック法 改訂9版

加藤裕久ら ベッドサイドの小児の診かた 第2版