風疹は子供の時にかかっていても注意が必要です

今週も関東の風疹の流行は勢いが増すばかりです。毎週100人単位で増えており、

これからさらに流行が予想されます。特に東京は今回の流行で風しん患者数が最も多くなっています。杉並区でもすでに風疹の報告があり荻窪でも今後流行することが強く予想されます。

風疹の予防接種を2回受けたことがない方は必ず2回予防接種を受けるようにしましょう。

また、子供の時に風疹にかかったことがあると親からいわれている、という方も要注意です。

以前に風疹にかかったというお話があっても、実際に風疹の抗体がある人は半分しかいなかったという研究報告があるからです。これは医師からの診断は風しんであったが、実際に採血で風しんかどうか確認しておらず実は別のウィルス感染症だった、ということが原因として考えられます。

そのため風疹にかかったことがある、という場合でも採血で風疹の抗体検査を受けておく必要があるでしょう。この場合には風疹の抗体検査は杉並区の補助を受けられず(補助の基準はこちら)、自費で2500円かかります。風疹は怖い合併症が起こることもあり、予防接種をする必要があるのかどうかまず検査を受けるようにしましょう。抗体価検査はご予約不要ですので直接中島医院に来院してください。

 

参考文献

Ai Theng Cheong. How useful is a history of rubella vaccination for determination of disease susceptibility? A cross-sectional study at a public funded health clinic in Malaysia. BMC Fam Pract.